2021年02月05日
物流業界では小口配送増加への対応等によるドライバー不足により、物流サービスの維持が困難な状況に直面している。さらに、新型コロナウィルスの影響を受け、デリバリー、ネット通販等の需要が拡大し、日本で既に増加傾向にある年間40億個以上の宅配荷物数のさらなる増加も予想される。宅配需要の増加は料金増、サービス低下を招く恐れがあり、効率化が求められている。その一つの解決手段として、データを同じ規格のパケットとして扱い、最適ルート、最短時間でデータ通信を行うというインターネットの概念を物流に取り入れた「フィジカルインターネット」の検討が始められている。一方で、自動車業界では「CASE」に代表される技術革新が進み、次世代交通サービスである「MaaS」により、交通やヒトの移動、及び社会が大きく変化しつつある。本レポートでは物流の将来像を検討し、将来の物流においてモビリティに求められる役割について報告する。
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本レポートに関する問い合わせ先:
モビリティ研究部 岸 洋之
E-mail:kishi[a]technova.co.jp