2021年02月19日
~欧州OEMの48VマイルドHV重視は2030年頃がピーク~
欧州域内の厳しい環境目標達成を目指して、長年に亘り世界のOEMは燃費改善・CO2排出量の規制対応のため内燃機関の高効率化に注力してきたが、VWによるディーゼルの排ガス不正以降、欧州OEMは揃って開発の方針を転換し、電動モータを主な駆動源とするEV・PHV中心の電動化戦略を進めてきた。しかし、近年、EV・PHVと共に内燃機関を主な駆動源とする48VマイルドHVモデルの発表が相次ぎ、欧州OEMは電動化戦略を大きく修正したようにみえる。ただ、48VマイルドHVはCO2排出量削減効果が低く、将来の環境規制値を達成できない。それにも関わらず、現在、欧州OEMが48VマイルドHVへ注力する理由は何か。
今回のレポートでは欧州環境規制への対応を急ぐ欧州OEMの電動化戦略とその中の48VマイルドHVの動向を中心に取り上げ、今後の欧州市場における電動化の方向性を探っていく。(※EV・PHVなどの解説は末尾参照)
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本レポートに関する問い合わせ先:
モビリティ研究部 松田 有希
E-mail:matsuda[a]technova.co.jp