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2021年03月25日

米中ハイテク覇権争いと中国の新成長戦略

経営情報調査部  桜井 章喜

2020年を振り返ると、新型コロナウイルスによる世界規模のパンデミックと米中対立により、世界情勢は混迷を極めた1年だった。米中対立は、それまでの関税・貿易摩擦から、5Gに代表される情報通信分野等の先端分野において相手国企業の排除を狙うハイテク覇権争いに競争軸が変化した。これに伴い米国は中国包囲網を強化し、対する中国も独自の経済圏を形成に動く等、デカップリング(経済的分断)が現実のものになりつつある。両国の対立が今後の世界政治・経済に与える影響がますます懸念される。

本レポートは米中対立の新常態(ニューノーマル)の中で、見えてきた中国の次なる戦略と米中の狭間で揺れる日本の立ち位置、日系企業への影響等について考察する。具体的には、中国のEV化や電池産業の興隆に寄与したとされる「中国製造2025」の成果を検証するとともに、現在策定中とされる新たな長期戦略「中国標準2035」について概観し、今後の日系自動車部品企業へのリスクとチャンスについて考察を行う。

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本レポートに関する問い合わせ先:
 経営情報調査部 桜井 章喜
 E-mail:saku[a]technova.co.jp